投稿日:2020年5月25日
相続・事業承継対策をご検討されている中小企業オーナーの方、もしかしたら今、自社株を動かす絶好のタイミングかもしれませんよ。
新型コロナウイルスの影響により、企業業績が相当落ち込んでいます。
コロナ前の状態に戻るには相当時間がかかるでしょう。
と言うことは、類似業種比準価額(*)が下がります。
*類似業種比準価額方式とは、取引相場がない会社の株価について事業内容が似ている上場企業の株価を参考にして算出する方法の一つであり、具体的には参考にする上場会社の配当、利益、純資産の3要素を比較して算出します。儲かっている会社(利益水準の高い会社)の株価は高くなる傾向にあります。
類似業種比準価額が下がると言うことは、それを参考にする非上場会社の株価も下がります。
小さな会社の株価は原則として純資産価額(*)で評価しますが、これから地価も、保有している株式の価額も下がるのではないでしょうか。と言うことは、純資産価額も下がる可能性が高いと思われます。
*純資産価額方式とは、評価する会社の資産から負債及び評価差額に対する法人税額等相当額を控除して評価額を求める方式です。
類似業種比準価額も純資産価額も下落傾向にあると言うことは、次世代へ自社株を動かす絶好のタイミングと言える訳です。
もちろん「それどころじゃないよ!」と言う会社も多いと思いますが、中小企業にとって事業承継は避けて通ることができない重要なテーマの一つです。
取り組む/取り組まないは別にして、検討してみる価値はあると思います。
是非、顧問税理士交えて話し合って下さい。
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