ブログ「相続の現場から」

世にも不思議な物語「こんなことって…ある?」

投稿日:2021年7月28日

数年前から顧問契約を締結し相続対策全般に渡る相談に応じているクライアントがいます。毎月お母様ご長男様ご長女様と一緒にミーティングを重ねています。

 

クライアントの家族はとても仲が良く、様々な問題を一つ一つ克服しながら目標に向け順調に対策を進めています。

 

ご長男は僕より少し年上、明るい性格で、人柄も素晴らしく、とても頼りになる存在です。でも、当初からずっと以前からの知り合いだったような気がして…でも、それが何だか思い当たる節もなく、モヤモヤした時間だけが過ぎていました。

 

先日、ご長男の笑顔を見た時、急にあ!」と頭の中に閃光が走りました。慌てて帰宅し納戸にしまってあった古い写真を見返したところ、高校生だった僕の横にご長男が映っているではありませんか!

 

*長くなりますので、時間がある方のみお読みください。

 

僕は高校2年生の時、サッカーで左膝の前十字靭帯を切断してしまい復腱手術を受けました。当時はスポーツ整形が今ほど一般的ではなく、術後に数ヶ月間リハビリ入院が必要でした。そこで、手術をした大学病院とは別の病院に2ヶ月間リハビリ入院しました。(結局高校2年生の3学期は1日も学校へ行けませんでした。)

 

長期入院と言っても病気ではありませんから健康です。松葉杖なので動きは緩慢ですが、何でも食べられますし、身体は元気です。

 

リハビリのため入院した病院はスポーツ関係の方がほとんどで、女子砲丸投げ日本一お相撲さん実業団のバスケ大学のラグビーサッカーアメフト体操バレーボール等、運動系の人ばかりでした。外来には当時まだ現役だったサッカー都並選手や、大学ラグビーで一世を風靡した大東大のトンガ留学生も来ました。(都並さんにはギブスにサインしてもらいました。)

 

スポーツリハビリ入院患者で僕は一番年下でしたので、「さとし」と呼ばれ可愛がられました。休日になると、「酒を買ってこい」とお金を渡され、病院を脱走して買い出しに行かされました。

 

待合室で買ってきたタコ焼きお酒宴会婦長に怒られたり、K大の先輩のお見舞いに来る女性が可愛くてこっそり覗きに行ったり、楽しい思い出ばかりです。アメフトの先輩は部の宴会部長だったので、無茶苦茶面白かったなあ。

 

特に盛り上がったのは、毎日先輩のベッドで繰り広げられる賭けトランプです。(本当はいけないことなのは承知していますが、もう時効ですよね。)高校生でも何とかなるレートでのお遊びでしたが、僕は結構強く、親からもらっている小遣いを超える額をトランプで得ていました。(なので、パシリとして買い出しに行かされるのですが…。)

 

退院する時、皆が車寄せまで見送りに出てくれ、万歳三唱してくれ、涙が止まりませんでした。一生このまま入院していたいと思うほど楽しく、充実した毎日でした。

 

退院してからも一部の先輩とは連絡を取り合い、年賀状のやり取りはもちろん、先輩がレンタカーを借りて奥多摩迄遊びに出掛けたりもしました。同じスポーツだったサッカーの先輩は違う大学だったにも関わらず就職の時に相談に乗ってくれました。

 

しかし、時は流れ、何となくその集まりは自然消滅してしまいました。

 

さて、クライアントのご長男ですが、なんと、その時一緒に遊んでくれた大学アメフト部の宴会部長だったのです。笑顔を見た瞬間、「まさか」頭が真っ白になりました。その後、急に当時の記憶が舞い降りてきました。当時僕は17歳、今僕は55歳、実に38年前の想い出です。そうだ、副将って言ってたな、宴会芸は飛脚だったな、N駅近くに住んでいるって言っていたな…38年前の記憶が鮮明に蘇りました。当時の住所録を見たら、今のお母様の住所と同じです。

 

こんな偶然って…ありますか???

 

嘘でしょ!?って思いますよね?塾生の紹介で相談に乗ることになったお客様のご長男が、38年前の飛脚ですよ!

 

当時の写真を見たら鳥肌が立ちました。痩せて可愛い高校生だった僕の前にスポーツ刈のご長男が松葉杖をついて笑っています。まじか…、何故か涙が止まりませんでした。

 

 

先日ご長男と面談した際、「間違っていたらごめんなさい。大学はM大学ですよね?学生時代アメフトやってませんでしたか?部では副将、宴会では部長じゃなかったですか?学生時代靭帯切って入院しませんでしたか?その病院は都立T病院じゃないですか?入院中賭けトランプやりませんでした?」と聞いた所、すべて「yes」。怪訝そうな表情が驚きに変わり、不思議そうな目で僕を見ています。

 

「ご長男、これ見て下さい。」と言って写真を見せたところ、「え、これ俺だ…」「そうです。そしてこれが僕です。」

 

その瞬間、時間が止まりました。数秒だったかもしれませんし、数十秒だったかもしれません。とにかく、確実に時間が止まりました。

 

その時のご長男の表情、完全にハトが豆鉄砲食らっていました。まったく瞬きしません

 

とは不思議なものです。あの時の小僧が今や先生と呼ばれお金をもらってコンサルティングしている。

 

長い付き合いになりそうです。

 

 

最後までお読み下さり有難うございました<m(__)m>

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