投稿日:2021年12月8日
令和3年12月7日(火)、ZOOMで「相続基礎講座」の第15回講義を行いました。
今回は『0から学ぶ、配偶者居住権の基礎』と題し、制度の概要から実際の活用方法、実務上の問題点等について解説しました。
民法(相続法)改正により鳴り物入りで新設された「配偶者居住権」。
賛否両論ありますが、僕は「総論賛成、各論反対」の立場です。
確かに活用の場面がない訳ではありませんが、「ないよりあった方がいい」程度に過ぎない制度だと考えています。
学者的な発想としては「法整備しといた方がいいよね」となるのだと思いますが、相続の現場で積極的にこの制度を勧めるかと言ったら…後々のトラブルを考えると「う~ん」です。
しかし、「勧めないから学ばない」ではいけません。「しっかり学び、メリットとデメリットを正しく理解した上で勧めない」、この姿勢が重要です。
コロナ禍に始めた「相続基礎講座」も今回で15月連続になりました。年明けは一旦お休みし「令和4年度税制改正セミナー」に集中します。その後、コロナの状況等を見ながらどうするか考えたいと思います。
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