投稿日:2022年6月8日
令和4年6月6日(月)、吉澤塾相続研究会<第37回ZOOM勉強会>を実施しました。
今回は、『遺留分の実務完璧マスター』と題し、相続実務にとって重要な「遺留分」について、基礎から手続き、注意点まで講義しました。
相続が発生し遺留分の問題が露呈すると、途端に話がややこしくなります。
民法改正により「減殺」から「請求」に変わったことで金銭的な請求権だけになりましたので、以前に比べれば随分マシになりましたが、それでも面倒は残っています。
遺留分を請求されないような相続を心掛けることは大切ですが、世の中に“絶対”はありませんので、その時の備え正しい知識を備えておく必要があります。
相続実務研修『吉澤塾』は、絵に描いた餅、机上の空論ではなく、地に足着いた相続実務に本気で取り組む研修ですから。
それを踏まえて講義した骨子は次の通り。
①遺留分とは
②具体的な請求方法
③調停
④訴訟
⑤代物弁済
⑥算定基礎財産
⑦生命保険
⑧遺言書
相談者の心に刺さる相続対策を提案するためには、出口を知る必要があります。「今のままだとこうなりますよ」を知っているから「こうしておいた方がいいですよ」と提案できるのです。
来月は、「相続土地国庫帰属制度」と「相続登記の義務化」について事例を題材に講義する予定です。
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