投稿日:2022年8月3日
令和4年7月31日(日)の新聞に、『出生率反転 波乗れぬ日本~先進国の8割上昇~夫在宅でも妻に負担偏重』の記事がありました。
「先進国の8割で2021年の出生率が上昇したのに、日本は流れを変えられていない。」と言う内容なのですが、その原因や背景に関する記事を読み、男として恥ずかしくなりました。
●家事・育児の負担に男女差がない北欧では、コロナによる在宅勤務が増えても女性に負担が偏りにくく、出生率が伸びている。
●(日本では)コロナで在宅勤務となった夫に家事を手伝ってもらえると期待して2人目を持とうと思ったら、夫は何もせず逆に妻の負担が増えた。
耳が痛い男性は多いのではないでしょうか。
確かに「夫の在宅勤務が増えたことで夫婦関係が悪化した」と言う話しはよく耳にします。妻にとっては負担が増し、ストレスでしかないと…。
●北欧諸国では、経済的に自立した女性ほど子供を持つ傾向がある。
へー、そうなんですね。知りませんでした。
バリバリ働いている女性は忙しいので、子を持つとか、家事・育児は極力避けたいのかと思っていました。
日本は女性の就業率が7割と高いにもかからわず、家事・育児が妻に偏り、また正規雇用の割合が高いため出産につながっていないそうです。
「男は外でお金を稼いでくるだけで良い。」
「お金さえ稼いでくれば何もしなくていい。」
「お金を稼いでいる男が偉いんだ。」
「夫婦はお金を軸にした主従関係である。」
なんて考えは根本から変えていかないと駄目ですね。
「子を産むことができる女性が一番偉い。」
「そのために男は一生懸命働き、女性に貢がなければいけない。」
「家事・育児はお金を稼ぐことよりも大変で重要だ。」
「男は女性が気持ちよく過ごせる環境を作らなければならない。」
こういった考え方にリセットしないと日本の将来は真っ暗です。
ある意味、女王蜂システムが理に適っているような気が…。
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