投稿日:2022年9月7日
令和4年9月5日(月)、吉澤塾相続研究会<第40回ZOOM勉強会>を実施しました。
今回は、『争族事例2(リアル相続)』
~地方の相続、民法改正を踏まえ~
と題し、
相続財産が自宅だけしかない事例を題材に、寄与分、特別受益、民法改正、不動産登記法改正等について解説しました。
【事案概要】
母が死亡し、相続人は母と同居していた長男、実家を出ている二男と長女の3人。(父は既に他界)
母の相続財産は自宅の土地とわずかな金融資産のみ。(自宅家屋は長男名義)
親の面倒を見た寄与分及び家督相続を主張する長男と、長男への特別受益及び均等相続を主張する二男&長女連合。
話し合いが長引き、なかなか合意に至らないうちに、民法及び不動産登記法の改正が施行された。
この事例について、
①何が問題か?
②どうすれば良いか?
③母が元気な時代に時計の針を巻き戻せるとしたら、どうすれば良かったか?
について「ワーキング→解説」の流れで講義しました。
いくら机上の知識を身につけても、現場で引き出しが開かなければ意味がありません。
現場では本に書いていないことばかり起こります。
来月の<第41回ZOOM勉強会>は『どうなる贈与税!?』と題し、贈与税改正の行方を占い、今何ができるか、どうすれば良いか等について解説したいと思います。
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