ブログ「相続の現場から」

相続の現場から『相続コンサルタントの地位はまだ低い…』

投稿日:2023年2月2日

先日、「遺産分割について教えて欲しいのですが」と電話がかかってきました。

 

「どのようなことでしょうか?」と尋ねたところ…

「ホームページを見たのですが、ちょっとしたことなので教えてもらえないかと思って」とのことです。

 

過去に相談に乗った方ではなく、紹介者がいる方でもなく、初めて電話してきた方です。

 

「個別相談は有料となりますので、お申込み頂ければ相談に乗りますが」と言ったところ、

「いや、ちょっとしたことですし、大した話じゃないのでこの電話で少し教えて頂ければ済んじゃうのですが」

「申し訳ありませんが、無料での相談・質問はお受けしていません」

「え!?そうなんですか…。簡単なことですので…駄目ですか?」

「はい、申し訳ありません」

「…分かりました、失礼します(ガチャン)」

「…」

 

駆け出しの頃に比べれば多少相続コンサルタントとしての知名度は上がってきたと思ってましたが、それでも「相談は無料」という文化には勝てないんですね。

 

「初動なのでまずはお金なんて取らずに優しく受け入れ、釣り上げてからじっくり料理すればいいんですよ」と教えてくれた方もいましたが、僕にはできないなあ。

 

簡単だろうがちょっとしたことだろうが、その質問に回答するためにどれだけ勉強し、努力してきたか…。そこに至るまでの労力資本を考えたら、無料相談なんてありえません。僕の回答一つで救われるかもしれないのに…。

 

病院行って「ちょっと頭が痛いので軽く診て下さい」無料でお願いするようなものです。診察の結果が見つかっても無料なのでしょうか?それとも無料だからが見つかったとしても聞かれたことだけに回答すればいいのかな?

 

腕のいいお医者さんだったら「高くてもあの先生に診てもらいたい」と思うでしょうから、「有料でも吉澤に相談したい」と思って頂けるように精進しないといけませんね。

 

僕もまだまだ努力が足りないようで。

 

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