投稿日:2023年11月1日
令和5年10月15日(日)付の新聞に、『リバースモーゲージ~利用増に潜むリスク~利息総額や金利に注意』の記事がありました。
老後の生活資金確保のために利用されるリバースモーゲージを住宅ローンの借り換えに利用する人が増えているそうです。
その背景には老後の生活不安があるようです。
つまり、元利払いの住宅ローンでは毎月の返済負担額が重いので、金利支払いだけのリバースモーゲージに切り替え(借り換え)ることにより毎月の負担を軽くし、ゆとりある生活を送ろうとのことのようです。
ただし、リバースモーゲージは元本を返済せず金利だけを払い続ける方式なので、長生きした場合や金利が上昇した場合に支払総額が多くなる可能性があります。
更に、相続開始時に担保である自宅不動産の価値が下落していたら、最悪担保割れの懸念も生じます。
自宅を売却して施設に入所しようと思っても、期待した手取り額を得られない可能性もあります。
この新聞記事を読んだ時に真っ先に頭に浮かんだのが「自宅は所有か賃貸か」論争でした。
永遠のテーマとも言える「所有か賃貸か」。判断は人それぞれなので、どちらがいいかは置いておきます。
仮に所有を選択した人でも、将来リバースモーゲージを利用してお金を産むのであれば、死亡時に自宅がなくなる点では賃貸と同じかも、と思いました。
ずっと賃貸でいるのも気楽でいいですが、高齢になり賃貸物件を借りるのが難しくなってしまうリスクを回避すべく、どこかの時点で所有するけど、所有物件を担保にお金を借りる…。
売却する手もあるのでしょうが、売却するとお金はあるけど、結局高齢のため住居を見つけるのが難しくなることは賃貸同様な訳で、そこの解決策としてリバースモーゲージの活用は「あり」なのかもしれません。
少し研究します。
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