ブログ「相続の現場から」

「講師にお任せ」は辛い…

投稿日:2024年1月15日

時々「お任せ」セミナー講師依頼されることがあります。

 

実はこれって、楽チンなようで地獄なんです。

 

セミナーは手段であって目的ではありません。

 

主催者セミナーきっかけ(手段)として、何らかの結果(目的)を得ようと考えているはずです。

 

もちろんセミナーそのもの目的となっている場合もあります。例えば、たくさんの人を集めて話を聞いてもらうことで利益を得るような「著名人による講演会」がその代表です。

 

但し、多くの場合、セミナーは一つのきっかけと位置づけ、その先本当の目的となっているはずです。

 

僕がセミナー講師を引き受ける場合、必ず事前主催者打合せし、次の事項についてヒアリングします。

 

①誰を対象にしているか?

 

エンドユーザー向けか、専門家向けか。個人か、法人か。個人であれば女性なのか、男性なのか、年齢層レベル等、誰を対象に開催するのかを聞きます。

 

②開催の目的な何か?

 

顧客満足度の向上なのか、商品の販売促進なのか、新規事業の告知なのか、参加者に何らかの気付きを与えたいのか等、最終的に何をゴールとするのかを聞きます。

 

この2つが決まると、何をテーマとして取り上げるかどのようなスタイルがいいかどのような内容にするかどの程度のレベル感で話すか等が決まり、その流れの中で自然とタイトルキャッチコピーが決まります。

 

「相続について話して下さい。先生の話は面白いので、何を話すかは全てお任せします。」と言われると、逆に不安になります。

 

講師は、参加して下さった方「参加して良かった」と言われるために準備します。その前提として、主催者「開催して良かった」と思われなければ意味がありません。

 

参加者主催者両方「良かった」と言ってもらえるような話しができてはじめて気持ちよく講師料を頂けると思っています。

 

「お任せ」だと、誰が来るの…?何を目的として開催するの…?何を話せばいいの…???となりますので、結局期待した効果が得られず参加者・主催者・講師が皆残念な気持ちになってしまいます。

 

セミナーは手段であり目的ではないことを肝に銘じ残念な結果とならないよう、事前にしっかり打合せを行い、目的を確認しましょう。

 

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