投稿日:2024年9月26日
令和6年9月16日(月)付の新聞に、『働く高齢者、最多の914万人~昨年、4人に1人が就業』の記事がありました。
毎年総務省が敬老の日に合わせ「65歳以上の高齢者」に関する統計情報を公表しています。
記事によると、
■2023年の65歳以上の就業者数は914万人で20年連続で増加し、過去最高を更新した。
■65歳以上の高齢者の就業率は25.2%で、4人に1人が就業している。
■年齢別の就業率は、60~64歳は74%(4人のうち3人)、65~69歳は52%(2人に1人)、70~74歳は34%(3人に1人)、75歳以上は11.4%(9人に1人)と、全ての年齢階層で上昇し、過去最高となった。
とあります。
年金だけでは生活できない、まだ身体が動くうちは働きたいといった高齢者側の事情と、人手不足のため働き手を確保したいといった雇用者側の意向がマッチしているため、今後もこの傾向は続くと思われます。
気になるのは、
■65歳以上の高齢者人口は3625万人と過去最多であり、総人口に占める割合は29.3%と過去最高を更新した。
■65歳以上人口の割合は日本が世界で突出しており、人口10万人以上の200カ国・地域で日本が首位に立っている。
の部分
今後少子化が続きますから、日本の独走状態が続くんでしょうね…。
有権者も高齢者ばかりになり、福祉や介護、年金といった高齢者に好まれるテーマばかりが脚光を浴び、「数の論理」により若い世代に目が向きにくくなる…。
ということは、ますます少子化が加速し、人口減少に歯止めがかからず、国力の低下につながる…。
まさに悪循環。
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