投稿日:2025年3月3日
令和7年2月16日(日)付の新聞に、『安住の家なき氷河期世代~所有率低下40代は6割切る~物価高騰が追い打ち』の記事がありました。
氷河期世代と言われる40代、50代の持ち家率が低下しており、将来社会問題になるという記事ですが、これまずいなあ…と思う反面、見方を変えると本当にそうかな?と思ったりします。
就職氷河期世代と呼ばれる1993年~2004年に社会に出た人は、景気低迷による就職難の影響を受け希望の職に就くことができず、結果就職できても賃金が上がず年収も抑えられ、貯蓄も進まず、結婚や出産を諦めた人も多いと言われています。(人口減少、少子化の一因と言われています。)
結婚できても、生活のために共働きせざるを得ず、それでも経済的に余裕はなく、ようやく自宅を取得しようと思ったら住宅価格が高騰し、更に昨今の物価高が追い打ちをかけ…。
巡り合わせとは言え、巡り合わせだけで片付けてしまうのはかわいそうな気がします。
持ち家のない人が高齢者になった場合、少ない年金の過半を家賃に取られてしまうので生活水準は落ちてしまいます。
自身の医療や介護にも影響が出るでしょう。
そもそも継続して賃貸住宅で暮らすことができるのか(契約できるのか)という問題もあります。
しかし、40代~50代の親は70代~80代ですので、ちょうど相続による世代交代のタイミングと重なります。実家があるのでしたら、実家を相続することにより、リフォームしてそこで暮らす、売却して買い替える等の選択肢が広がります。
いずれ国としての支援が必要になってくる問題だと思いますが、当事者自身も問題を先送りせず今の内から真剣に対策を検討しなくてはいけません。
「自分の身を守れるのは自分だけ」ですよ。
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