投稿日:2025年4月25日
令和7年4月12日(土)付の新聞に、『高齢者「孤独死」5.8万人~昨年 発見に1ヶ月以上7.8%~警察庁初集計』の記事がありました。
未婚、独身、子なし等「お一人様」の増加に伴い、この数字は増えていくと思われます。
記事によると、令和6年に自宅で孤独死した人の数は7万6,020人、そのうち76.4%に当たる5万8,044人が65歳以上の高齢者だったそうです。
令和6年の死亡者数は約161万人でしたので、自宅で孤独死した高齢者の割合は約3.6%になります。
自宅で孤独死した人を年齢階層別で見てみると、一番多いのは85歳以上で1万4,658人、次いで75歳~79歳が1万2,567人、70歳~74歳が1万1,600人と、高齢になればなるほど孤独死が多いという実態が明らかになりました。
65歳以上の高齢者のうち、死亡推定時点から発見までにかかった日数は「当日から1日」が最多で39.2%を占めたそうですが、「1カ月以上」日数がかかった人が4,538人(7.8%)もいたそうです。
都道府県別で見ると、東京都(7,699人)が最も多く、大阪府(5,329人)、神奈川県(3,659人)、愛知県(3,411)と、都心部で多くなっています。
自宅で孤独死した人のうち、死後8日以上経過していた人は「生前に社会的に孤立していたことが強く推認される」そうです。
親と同居している世帯の数は年々減少の一途を辿っていますので、孤独死問題は避けられません。
孤独死の前に起こる防犯・防災の観点からも何か良い手を考えないと…。
© 2014-2025 YOSHIZAWA INHERITANCE OFFICE