投稿日:2025年5月2日
今国会に提出する予定だった年金制度改革法案から基礎年金の底上げ策が削除されることになりました。
今の政治家に日本の将来を考えている人は一人もいないことが明確になりました。
大事なのは今の自分のことだけ、そんな人間を当選させ続けてしまっている我々国民がバカなんです。
基礎年金(国民年金)の財政状況は厳しく、このままでは将来給付水準が3割目減りすることが確実な状況となっています。
その対策案を厚労省が検討してきたのですが、自民党内で反対論が続出したため、法案から削除される状況に追い込まれてしまいました。
反対する理由は、自民党参院議員の「この政治状況で提出するのは厳しい」の発言が全てを物語っています。
つまり、選挙で勝てないから。
情けない…。
(「選挙に落ちたらただの人」なのは分かりますが)国会議員って日本のことを考える人じゃなかったのですか?
当選すればそこで仕事は終わりですか?
そこからがスタートではないのですか?
そもそも基礎年金を満額受給しても月額6.9万円にしかならず、これで老後安心して暮らせる訳がありません。当然に生活保護を受ける人が増えることになるでしょう。
そのツケは全部若い世代が背負うのです。
令和7年4月18日(金)付の新聞記事『これでは高齢化に克てない』にこの問題の本質が分かりやすく書かれていました。
一部を抜粋すると、
「与党は将来の国民生活を守る政治の責任をどう考えているのか。目先の選挙対策を優先し、有権者が反発しそうな改革を遠ざけてしまう。こんな逃げの姿勢では、少子高齢化に克(か)つのは到底不可能だ。」
「基礎年金が3割も下がれば、生活保護との逆転が強まり、保護を申請する人が急増しかねない。政治はそれをよしとするのだろうか。」
「今の引退世代に年金を払いすぎていることが問題の根本原因なので、これを是正するのが対策の本筋だ。なのに与党議員にはこれを国民に訴える覚悟と自信がなく、夏の参院選を前に白旗を揚げてしまった。」
「「年金を政争の具にするな」。国会で年金改正案が審議されるたびに政権が訴えてきた言葉だ。ところが少数与党の自民は政争の具になることを防ぎたいがために、改革そのものから逃げてしまった。こんなことでは年金の未来が心配だ。」
その通り!(編集委員の柳瀬和央氏に拍手!)
収入や資産がたくさんある高齢者に年金払い過ぎです。
マイナンバーと銀行口座を完全に紐付けし、収入や資産がある高齢者へ支給する年金を減らし(額によっては支給せず)、医療や介護の自己負担率をもっと上げるべきです。
高齢者の反発を食らうのは間違いありませんが、持続可能性のある社会を創るためには、これからの日本を担う若手に夢と希望を与えなければいけません。
その勇気を持つ本物に票を入れましょう!
政治家に必要なのは勇気であり、国民に必要なのは物事を正しく見る目です。
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