ブログ「相続の現場から」

令和7年分の路線価発表

投稿日:2025年7月7日

令和7年7月1日(火)、国税庁より令和7年分路線価発表されました。

 

予想通り「爆上げ」です。

 

関連する新聞記事はこちら

『路線価4年連続上昇~25年分2.7%~訪日客・再開発けん引』

『第2のニセコ」観光活況~長野・白馬村~路線価上昇率2年連続トップ』

『輪島「朝市通り」16.7%下落~震災で人口減少に拍車』

『地価東京「一人勝ち」~路線価8.1%上昇、全国平均の3倍~マンション高騰 海外マネー流入』

『25年都内路線価8.1%上昇~4年連続プラス、伸び拡大~浅草は訪日客人気を反映』

 

 

路線価公示地価約7割水準となるよう設定されますので、今年の3月末に発表された公示地価からこの結果予想できました。

 

トピックスとしては

①全国平均は前年比+2.7%、4年連続で上昇

②上昇原因のキーワードは、インバウンド、都心部の物件価格高騰、再開発

③標準宅地は、35都道府県で上昇、下落したのは12県

④最も上昇率が高かった標準宅地は東京都で前年比+8.1%、最も下落率が高かったのは奈良県で▲1.0%

⑤税務署別路線価の上昇率トップは白馬村+32.4%、その他富良野市+30.2%、浅草+29.0%、高山市+28.3%と観光地が並んでいる

⑥全国一路線価が高いのは毎度お馴染み銀座の「鳩居堂」(40年連続1位)で平米当たり4808万円

 

 

新聞記事で気になったのは、路線価上昇率2年連続トップとなった長野県白馬村住民の声

①マッサージ店を経営する女性が、宿泊業拡大を目論むビルオーナーから立ち退きを求められた。

②隣町よりもスーパーの食品やガソリン価格も高く、住みづらくなっていることは事実。

③インバウンドが夜中に騒いだり、ゴミを放置したりするなどのマナーの問題も目立つ。

④「もう自分の生まれ故郷とは思えない。引っ越しも考えないと」と嘆く地元民

 

 

景気をとるか、故郷をとるか…悩ましい問題です。

 

東京もの凄いことになってますね。若い夫婦が都内で新築マンションを購入するなんて夢のまた夢高過ぎてとても買えるような価格ではありません。

 

  

 

今年お亡くなりになった方の遺族は大変だ…。

 

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