ブログ「相続の現場から」

新聞の見方『よみがえった築古物件』

投稿日:2026年9月7日

令和8年7月21日(火)付の新聞に、『よみがえった築古物件~住民自治が「廃墟」防ぐ』の記事がありました。

 

「マンション不都合な真実<あえぐ管理組合>」という短編連載の(下)として書かれた記事ですが、僕は素晴らしい取り組みだし、とても良いことだと思っています。

 

しかし、この取り組みが本格的に浸透すると困る人達が出てくるでしょうね。

 

記事では、名古屋の「パラシオン覚王山(築55年、70戸)」と東京都板橋区の「高島平ハイツ(築52年、95戸)」が生まれ変わった成功例として紹介されています。

 

以前、ニューヨークにある築70年超のアパートメントを所有している人から聞いたのですが、ニューヨークでは築70年を超えていても資産価値が落ちない物件がたくさんあるのだとか。

 

記事でも「欧州では築100年超でも管理の力で価値を高めている物件がある」と紹介されています。

 

確かに、TV等で欧州の街並みが紹介されているのを見ると、古いビルが立ち並び、絵葉書のようでとても素敵だなあって思います。

 

高温多湿かつ地震が多い日本では、欧米と異なり「人が作った建造物は長期間もたない」と言われていますが、じゃあ京都・奈良はどうなの?って話です。

 

古いものを大事に使うことは素晴らしいことですし、人として大切なことだと思います。

 

しかし、この取り組みが浸透すると、建築業者、ハウスメーカー、デベロッパー、その下請け、建材メーカー等の仕事が軒並みなくなり、路頭に迷う人がたくさん出るでしょう。

 

だからといって、雇用を生み出すために次から次へとスクラップ&ビルドを繰り返すなど無駄なことの繰り返しは“愚策中の愚策”だと思います。

 

同潤会アパートは味わい深くて素敵だったなあ…残せなかったのかなあ…。

 

 

同潤会青山アパート跡地に建てられた表参道ヒルズの味気無さ…綺麗でお洒落なだけで、風情もなければ味もない…ワクワク感が一切沸かない…。

 

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