投稿日:2026年10月2日
令和8年9月9日(水)付の新聞に、『ワタミ退職金、業績を反映~部長以上に当事者意識~積立金最大2割増/赤字ならゼロ』の記事がありました。
部長以上の退職一時金に業績連動型退職一時金を上乗せするとのことですが、僕が当事者だったら絶対に嫌ですね。
新制度では、部長に昇格すると全社員が加入している確定給付型企業年金(DB)に業績連動型の退職一時金が上乗せされるそうです。

管理職に業績向上への当事者意識を持たせるという狙いは分かるのですが、「個人の能力」と「組織の能力」は別ですので、納得感が得られるのでしょうか?
例えば、A部長は大変優秀で素晴らしい人なのに、使えない部下ばかりの組織を率いる羽目に陥ったため、目標を大きく下回る数字しか残せませんでした。もう少し部下がまともであれば何とかなったのに…。
理由はともかく、この場合将来A部長が受け取る退職金は少なくなってしまいます。
一方、B部長はたまたま部下に恵まれ、優秀な部下の力で目標を達成し、将来受け取る退職金が増えました。
退職一時金の増額上限は20%までとし、減額の場合の減額カーブは緩やかになるように設計するそうですが、「額」や「率」の問題ではなく、自分の退職金が他の社員によって決まるのはどうも納得がいかない。
ある意味賞与も同じですよね。
以前勤めていた会社でも、個人成績は抜群だったのに所属する支店の成績が悪かったため、支店に割り振られる賞与総額が少なくなり、結果僕の賞与が少なかったことがありました。
逆に、僕より数字が劣っていたのに所属している支店の成績が良かったため僕より賞与が多かった同期がいました。
いわゆる「親ガチャ」ならぬ「支店ガチャ」「配属ガチャ」「同僚ガチャ」ですね。
今回のワタミの退職金制度改正も、個人に払う退職金の額が組織の成績で決まってしまう可能性があるところに不条理さを感じます。
「優秀な部長であれば、どんな部下であっても成績を残せる」と考えているなら大きな間違いです。
よく分かっていない上が考えそうなことですけどね。
老後の生活を支える退職金が運次第なのは可哀そうだなあ…。

2015.12.14

2026.4.27

2026.8.24

2025.9.1

2019.12.9

2021.8.9

2024.4.30

2026.9.16

2015.8.26

2026.9.11
© 2014-2026 YOSHIZAWA INHERITANCE OFFICE