投稿日:2020年5月6日
先日、僕のように講師として人前で話すことを業としている方と話す機会がありました。
その方は主に生命保険の募集人(以下「募集人」と言います)を相手に、相続や事業承継について話しています。
その方「吉澤先生は絶好調ですね。募集人相手にガッツリ儲けてるでしょ?」
吉澤「いや、僕は募集人だけを対象に研修やってる訳じゃないので、そんなに儲かってないですよ。」
その方「でも最近保険業界で先生の名前よく聞きますよ。」
吉澤「ありがとうございます。募集人の方がたくさん参加して下さっているので結果的にそう見えてしまうだけじゃないですか。」
その方「え、そうなんですか?募集人だけ相手にしてると思ってました。いっそ募集人に絞ってやった方がいいんじゃないですか?」
吉澤「なんでですか?」
その方「だって、彼ら人数多いし、自腹切って研修に参加する文化があるし、ドンドン新しい人が入ってくるから集客が枯渇しないし、楽でいいですよ。」
吉澤「でも、僕がやってるのは<こうやったら保険が売れますよ>的な研修じゃないですから…。」
その方「でも、募集人が多いんでしょ?単価も上がりますよ。逆に単価上げた方が食いつきいいですし。」
吉澤「別に今の水準で納得してるし、楽しくやってますから。」
その方「でも先生の講義って難しいですよね。あ、悪口じゃなくてレベルが高いという意味です。」
吉澤「僕の教え方が悪くて難しく感じてしまうのなら反省しなければいけませんが、レベルの話であれば、あれ位知らないと相続で困ってる人の相談に乗れませんから。」
その方「結局彼らは保険さえ売れればいいので、難しい話しより保険販売につながるネタの方が喜びますよ。」
吉澤「だーかーらー、僕がやってるのは保険を売るための研修じゃないので。」
その方「まあそうなんでしょうけど、結局募集人が多いんだから彼らが喜ぶネタを提供した方がいいんじゃないですか。」
吉澤「それを喜ぶ募集人もいると思いますが、『吉澤塾』はそういう研修じゃなくて、本物の相続コンサルタントを養成する研修ですから。」
その方「もっと割り切ってやった方がいいんじゃないですか?税理士で募集人しか相手にせず儲けている人、結構いますよ。」
吉澤「…」
講師として、こう言う人と同じ括りで見られてしまうのが、悔しいです。
キャンプ行って焚火したい…けどコロナ…(泣)
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