投稿日:2021年3月30日
令和3年3月23日(火)付の新聞に『運用助言、独立系が急拡大~預かり資産3兆円、5年で2.7倍~脱「ノルマ営業」活発に』の記事がありました。
独立系金融アドバイザー(IFA)経由の資産運用残高が増えているという内容の記事ですが、僕が気になったのは、
「顧客本位かどうかはIFAの倫理観に委ねられている。」
「ノルマがない半面、収益拡大のため高頻度の売買に頼ったり、手数料の取り分が大きい商品を勧めたりする業者も存在するとされる。」
「短期間で荒稼ぎしようとする小規模なIFAは少なくない。」
と言った実態の話し。
IFAは営利でありボランティアではないのですから、当然頭の片隅には常に手数料があります。とは言え、顧客を無視した荒稼ぎを続けていると顧客との信頼関係は築けませんから、長期に渡り顧客との優良な関係を続けたいなら、互いにwin-winの関係となるよう自ら考えなければいけません。
とは言え、ですよ。
☑本当にそのIFAがプロと言えるのかどうか
☑そのIFAが顧客本位だと言えるかどうか
☑果たしてそのIFAの助言が顧客にとって最良かどうか
は顧客側からでは判断できません。
IFAにおける「いい人かどうか」は、人柄で判断することではありません。
そのIFAを信頼すると言うことは、ある意味「宗教的に信じるしかない」と言う状況に近いと思います。ですので、セカンドオピニオンをつけた方が無難です。同業のIFAから「いい提案ですね、問題ないと思います」と言われるような取り組みであれば、問題ないと言えるでしょう。
世の中、楽して儲かる話なんてありませんよ。
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