投稿日:2026年1月21日
令和7年11月9日(日)付の新聞に、『海外で腕時計「盗難」に疑義~「暗い路地、無防備で極めて不自然」~友人・時系列、移ろう説明』の記事がありました。
密かにお気に入りの「揺れた天秤~法廷から~」シリーズ。
今回は、海外で高級腕時計が盗まれたと保険会社へ保険金を請求したところ、保険会社が請求人の不正請求を疑い保険金の支払いを拒否した事件が取り上げられています。
当事者は建設会社を経営する40代の男性。
一人でタイのバンコクへ2泊3日の旅行に出掛けマッサージ店を利用したって、いわゆるいかがわしい“あれ”ですよね…。

旅行中、路地裏でバイクに乗った2人組にバッグをひったくられ、中には480万円もする高級腕時計等貴重品が入っていたと保険会社へ盗難被害による保険金の支払いを請求しました。
詳細は省略しますが、記事の構図からは、男性が嘘の事件をでっちあげ、不正に保険金を騙し取ろうとした背景が伺えます。
裁判でも保険会社の対応に問題がないと男性の請求を棄却しました。

事件の真偽は分かりませんし、顛末はどうでもいいのですが、この記事を読み僕が感じたことは、万が一に備え保険に加入していても、被害に遭った事実の立証は保険金を請求する側に課せられており、落ち込んでいる被害者が自ら保険会社と闘わなくてはならないという不条理な状況です。
業界関係者に聞いたところ「契約を取り、保険金の支払いがなければ儲かるのが保険会社である。特に損保は請求があってもなるべく支払いたくないため、明らかに支給事由がある場合に限って支払うような体質がある。仮に支給する正当な事由があったとしても出来る限りその額を少なくしたいという文化がある。」と言われました。。
その人の個人的な意見なのか、本当にそうなのか…僕には分かりません。
ただし、複数の関係者が似たような意見を言っていましたのであながち間違いではない気がしています。(真偽を確かめる術はありませんので実際にどうなのかは分かりません。)
「被害に遭った」と請求者自ら申告することは仕方ないにしても、その後請求者を疑ってかかるのはいかがなものでしょうか?「被害に遭われて大変でしたね」って言葉も口先だけで、心の中では「本当に被害にあったの?でっちあげなんじゃないの?」って思ってると考えると頭に来ます。
不正請求が疑われたり保険金詐欺や事件もありますから、保険会社の気持ちも理解はできます。
しかし、どうにかして払わずに済む方法はないか、払うとしても何とかして少なくする理由はないか、外部の保険調査員を使ってでも画策しているのであればとんでもない話です。
生命保険でも難癖付けて払おうとしない保険会社があり遺族が困っている事案に携わりました。
生損保は基本的に代理店(募集人)を経由して契約します。代理店(募集人)は歩合ですから契約欲しさにいい顔をします。
しかし、実際に保険事故が起こった際に保険金を支給するのは保険会社であり、代理店(募集人)は保険会社へ取り次ぐだけで何もしてくれません(何の権限もありません)。
この辺りも保険金支給を巡るトラブルの温床となっている気がします。

2015.12.14

2025.5.17

2025.10.1

2026.1.9

2022.5.16

2025.12.31

2026.1.19

2025.3.4
2025.12.4

2023.3.22
© 2014-2026 YOSHIZAWA INHERITANCE OFFICE