投稿日:2015年10月1日
平成27年9月30日(水)付の新聞夕刊に、認知症 事件の現場から①『財産被害 実態はヤミ』の記事がありました。
認知症の高齢者を食い物にする悪質な事件が後を絶ちません。
恐らく、事件になっていない<悪さ>を含めたら、もの凄い数なんでしょうね。
少子高齢化/人口減少/結婚しない/子供を作らない世の中がこの問題に拍車をかけていると思います。
昔は子供の数が多かったので見守る目が沢山ありましたし、二世帯同居・三世帯同居だったら悪質業者も中々高齢者に近付けませんからね。
対策として、成年後見、信託等色々と考えられるのでしょうが、どんな制度も「人は悪いことしない」という性善説の上に成り立っている制度ですので、油断は出来ません。
だって、そのような制度を「活用しましょう」と情宣している団体のほとんどがバックエンド商品を抱える営利企業なんですから、自ずからその目的が見え隠れしてしまいます。
(全てが悪いとは言いませんが)
しかも、大抵の場合、騙そうとする悪い人は、「笑顔が素敵」「話しが上手い」「親切」な人が多いというのが世間相場ですから、一人で寂しくしている高齢者がコロっと騙されるのも無理はありません。
それを防ぐためには第三者のチェック機能を強化していくしかないのでしょうが、そうなると手続きが面倒になったり、使い勝手が悪くなったり、本末転倒な姿が目に浮かびます。
身内や親戚が近くにいない、そもそもいない、信用できないから第三者に託そうとしているのに、その第三者もワルかもしれないのですから…悲しい世の中になってしまいましたね。
う~ん、どうしたらいいんだろう…良い案が浮かばない…。
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