投稿日:2015年12月21日
新聞の公告でチラっと見た新書の宣伝…見逃せませんでした。
マーケットの世界では著名な山崎 元氏の『信じていいのか銀行員』。
タイトルにひねり無し、直球ど真ん中。
最初の1頁目から目が痛い…痛すぎて読み進んでいく勇気がない。
こうはっきりと、真正面からズバっと書かれてしまうと、ぐうの音も出ません。
一切“ためらい傷”がありませんから。
銀行員(のうち人として良心の欠片が残っている人)にとっては、辛い本でしょうね。
山崎氏は昔僕と同じ会社にいたようです。
部署も仕事も知名度も天と地ほど離れているので、お互いまったく知りませんけど。
しかし、こんなこと書いて大丈夫なんでしょうか?
保険の後田 亨氏、マーケットの山﨑 元氏、共に辛口、駄目なものは駄目、ズバっと切り込む鋭さで、敵を作ることを何とも思わない男気を示してくれています。
(語っている内容については好き嫌いがありますので、判断は各人にお任せします。)
他人事ながら、火の粉が降りかからないか、心配してしまいます。
とりあえず、銀行に一度でも籍を置いたことがある人は、正座し、滝に打たれながら読むべき本です。
なぜ僕が25年間の銀行員生活に見切りをつけ独立したのか、少しは分かるかもしれませんよ。
© 2014-2024 YOSHIZAWA INHERITANCE OFFICE