投稿日:2021年3月3日
令和3年2月27日(土)の新聞に『つみたてNISA1.6倍~口座300万に~若者、資産形成に意欲』の記事がありました。
資産運用は守備範囲外なので、この記事については「そうなんだ」と思う程度なのですが、相続屋目線で考えた場合「高齢になったら特定口座解約して下さいね」って思います。
特定口座を持っている人の相続手続きって超面倒なんです。
例えば、千葉の地銀に特定口座を保有していたお母様が亡くなったとします。相続人である子は大阪で暮らしていて、千葉には戻る予定はありません。なので、千葉の地銀にある母の投資信託はすべて解約する予定です。
普通に考えたら「解約するのだから相続人全員の実印や印鑑証明書等があればいいかな」と考えてしまいますが、なんと、特定口座の場合、継続する・解約するにかかわらず、子がお母様が取引していた千葉の地銀に特定口座を開設しなければいけないのです。
え~!千葉に戻ることないし、解約して換金するだけなのに、源泉徴収がどうのこうの言われ、マイナンバーカードや本人確認資料を用意して下さいなんて指示され、あー面倒くさい!となります。
その他にも、値動きがあることのリスク、NISA口座の取得費引き継げない問題等、高齢者が上場株式等を保有していて良いことはほとんどありません。儲かれば嬉しいかもしれませんが…。
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