投稿日:2021年9月24日
セミナーや研修の講師には、「業として講師を引き受けている人」と「本業のビジネスを獲得するために講師を務めている人」がいます。
前者は「講師が目的」、後者は「講師は手段」です。
「セミナー営業」という言葉があります。セミナーの講師を務めることで参加者から「先生」と呼ばれ、それまでの営業(販売員)からの立場を一気に逆転して本業につなげよう!という営業スタイルです。
別にそのこと自体は何とも思いません。参加者に有益な情報を提供し、その対価として利益を得るのであればお互いwin-winですし、一つのスタイルとして「あり」だと思います。
ただし、「セミナー営業」の講師は、講師を務めることが「手段」ですので、当社とはスタンスが異なります。
そのことを主催者がどこまで理解しているかと言うと…恐らく理解できてないでしょうね。「講師を頼めば喜んで引き受けてくれる」と思っている方がほとんどではないでしょうか。
ですので、セミナーの主催者側には「講師はその先があるのだから、講師料は安くて当然」の気持ちが根底に流れ、参加者側にも「セミナーに参加したら、後日何か売りつけられるかもしれない」の警戒感が生じるのです。
講師を業として引き受けている当社は、常にこのような背景の下に置かれています。
つまり、主催者側からは「講師をやらせてあげる」的な上から目線で話され、参加者側からは「営業は結構です」と距離を置かれるのです。
だーかーらー、当社は違うの!当社にとって講師は業なんです。手段ではないんです。
この状況を打破するためには、
①当社が知名度を上げ、名前だけで集客できるくらい有名になる
②セミナーは営業だと割り切り、目的から手段へその位置づけを変更する
③やせ我慢を続け、細々と暮らす
等の案が考えられます。
①当社が知名度を上げ、名前だけで集客できるくらい有名になる
⇒ なれる訳ないし、そもそもなりたいとも思わない。
②セミナーは営業だと割り切り、目的から手段へその位置づけを変更する
⇒ それが嫌だから独立した訳で、悪魔に魂を売るつもりはありません。
③やせ我慢を続け、細々と暮らす
⇒ これかなあ…。
「お金を払ってでも吉澤の話を聞きたい」と思って頂けるよう頑張ります。
講師も何かと大変なんです。(その4に続く…)
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