投稿日:2021年11月3日
タワーマンション(通称「タワマン」、通常高さ60m超、20階建て以上)については、各方面の方々から色々と問題点が指摘されています。
僕は高所恐怖症なこともありタワマンが魅力的と思ったことは一度もないのですが、さらに2017年6月にロンドンで起きたタワマン「グレンフェル・タワー(24階建て・全127戸)」火災で70名を超える死者を出したニュースを見てからますますその気持ちが強くなりました。(なので、当社の事務所は、はしご車がギリギリ届く9階です。)
週刊東洋経済(2021年10月16日号、№7013)「実家のしまい方」特集の中で、『タワマンは限界集落になる』という記事がありました。
これ、皆さん読んだ方がいいですよ。
記事の詳細は省きますが、
●タワマンの老朽化は他のマンションより早い
●タワマンは耐久性が低い
●タワマンは15年に一度大規模修繕が必要になるが、工事が難しい
●建築足場は17階までしか組めない
●人気の湾岸エリアは常に潮風にさらされ劣化が早い
等について書かれています。
記事とは別に、今までも
●管理組合は機能するのか
●所有者(入居者)の足並みが揃うのか
●地震によりエレベーターが止まった場合、上層階の人は暮らせるのか
●火災が発生した場合、安全は確保できるのか
等、色々な問題点が指摘されていました。
タワマン信者の方は、都心に近く、眺望が素晴らしく、セレブな気分が味わえ、資産価値が高く、相続税対策になり…と言いますが、安心・安全に勝ることはないのと思うのは貧乏人のヒガミでしょうか…。
デベロッパーやゼネコンは目先の利益重視ですから、売れる時にバンバン造りますが、購入したオーナーはそこから長い付き合いが始まります。
「タワマン乱立地はいずれゴーストタウンになる」と指摘している人もいますので、購入する場合は慎重に検討しましょう!
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