ブログ「相続の現場から」

上手くいったのは偶然です

投稿日:2022年3月31日

株式会社吉澤相続事務所設立しマル8年経ち、明日から9年目を迎えます。

 

知名度なし資格なし後ろ盾なしお客様なしの状態で設立した会社ですので、最初の3ヶ月間の総売上高が合計5万円しかなく、しかもその先飛躍する兆しもありませんでしたから、1年やって駄目だったら別の仕事に就こうと思っていました。

 

結果的に何とか今に至るのですが、「どうやって乗り切ったのか?」と聞かれても、答えようがありません

 

だって、特別なことは何もしていませんから。上手くいったのは偶然です。

 

もちろん偶然を掴むために色々ともがきましたが、もがいたからと言って上手くいくとは限りませんから、結局偶然です。

 

実は、会社を設立してから一度も目標を立てたことはありません事業計画ありませんし、ビジネスモデルを考えたこともありません

 

仕事に対するビジョンとかミッションありませんし、将来こうなりたいとか、いつかこうしたいなんてこともありません

 

本当に何も考えず走り続けきた今になっただけです。(独立開業支援コンサルの方とか、事業支援コンサルの方が聞いたら呆れるでしょうね…)

 

サラリーマン時代目標だの事業計画だのをよく作らされました。めんどくさかったなあ…。達成したこともあれば、未達だったこともありますが、だから何?っと思いません?

 

低い目標を立てれば楽勝達成しますし、ごまかしがバレて厳しめの目標になってしまったら達成するのが難しくなります。

 

そもそも目標立てたら上手くいくのでしょうか?

 

やることが同じだったら目標なんて立てても立てなくても結果は同じな気がします。だって、その目標達成するために、あれをやるこうをやると考えても、あれやこれやのためにまた何か具体的な行動を考えなくてはいけないですし、具体的な行動のために、あれをやるこれをやる、と結局堂々巡り意味がないと思うんです。

 

所詮目標設定なんて、上司が部下を管理しやすくするためのツールであって、業績をあげるのでもないし、部下のためのものでもないと思います。くだらない作業時間労力を割くなら、その分働いた方が余程数字があがると思うのですが。

 

百歩譲って、自分自身を奮い立たせるため分かり易い数字を掲げると言う側面もあるのかな、とは思います。

 

どちらにしても、業績をあげることが目的であれば、目標設定にはそれ程意味がないと思っています。

 

また、よく自分の使命・ミッションは何で、将来のビジョンが何で、そこが明確になれば行動がついてくる云々と言われますが、そうなのかな…?

 

相続で困っている人を助けたいとは思いますが、それはあくまで僕を頼りにしてくれる人は助けてあげたいと言うだけであって、困っていても僕に助けて欲しいと思わなかったり、そもそも困っていない人を助ける程お人好しではありません。

 

なので、世の中から争族をなくしたいとか、相続トラブルをなくしたい等の使命感はありませんし、偉そうな大義もありません。

 

そう考えると、僕は相続の現場における一人の職人なんですね。

 

個人でやってる大工さんと同じです。

 

歴史に残る高層建築を建てたいとか、建築で社会に貢献したい有名な弟子を育てたいなんて思っていないでしょうし(思っている大工さんがいらっしゃったらごめんなさい)今年は何棟建て何件リフォームを受注いくら売り上げ…なんて考えていないでしょうから(考えている大工さんがいらっしゃったらごめんなさい)

 

ただ、が良くないと依頼は来ませんから、そこは継続して磨いていかなければと思っています。

 

ですので、来期も今まで通り、一人の職人として目の前の仕事に全力で取り組んでいきたいと思います。

 

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