ブログ「相続の現場から」

新聞の見方『高齢者、きしむ「終の棲家」』

投稿日:2022年6月11日

令和4年6月5日(日)の新聞に、『高齢者、きしむ「終の棲家」~修繕費2割超上昇~単独世帯、負担重く』の記事がありました。

 

記事を読むと、住居問題長い老後生活圧迫する要因となっている現実が浮かび上がっています。

 

●高齢世代の持家率は90%を超えているので「終の棲家」はほぼ確保されている

●戸建て住宅の修繕費は直近10年間で2割上昇している

●マンションの修繕積立金も10年前より4割高くなっている

●賃貸住宅オーナーの7割は高齢者の入居を拒否している

 

長寿化により自宅修繕する回数が増え、しかも工事代金上昇し、頼れる親族も少ない…。

 

だからと言って賃貸住宅転居しようと思っても断られる、保証人となってくれる親族もいない…。

 

相続対策を考える上で大事なことは、死亡後の話だけでなく、残された遺族の生活も考えなければいけないことです。

 

特に「衣食住」重要です。

 

日本は長生き奨励し、実際に世界でも有数の長寿国になりましたが、長寿化が進めば進むほど自らの長い老後生活を苦しめる結果となってしまうのです。

 

難しい問題ですね。

 

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