投稿日:2022年7月13日
令和4年7月11日(月)、現在行われている相続実務研修『吉澤塾<不動産コース>』参加者の方向けに無償の勉強会を行いました。(参加は希望者のみ)
取り上げたテーマは「小規模宅地等の特例の適否について、実際にお客様から相談を受けた際の着眼ポイント」
事例「死亡した父が自宅の他にマンションを保有しており、同マンションから通勤していた。父の面倒を見るため、娘が同マンションで暮らしていた。」について、
①被相続人の居住用財産はどれか?
②生計一親族居住用財産はどれか?
③相続人は同居親族か?それとも家なき子か?
④生計一親族の要件とは?
⑤誰が何を相続すべきか?
等について、住民票の有無、生活の本拠地、財布が一緒、時期、状況等を総合的に検討して頂きました。
いくら机上の知識を身につけても、現場では本に書いてある通りの相談なんてありません。
それぞれの個別案件について、一つ一つ、丁寧に謎解きゲームをしていく必要があります。
謎解きを行うためには、相談者を丸裸にする位正確に状況を把握する必要があります。
正確に状況を把握するためには、芯をついた的確な質問を投げかけなければいけません。
的確な質問を行うためには、現場で活かせる正しい知識が必要です。
研修で学べるのは正しい知識です。しかし、それはあくまで机上の知識に過ぎません。
その知識の引き出しを現場で空けられるようにするのが僕の役目です。
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