投稿日:2023年1月11日
令和5年1月10日(火)、吉澤塾相続研究会<第44回ZOOM勉強会>を実施しました。
年明け一発目となる今回は『速報!令和5年度税制改正』と題し、相続に関連する改正項目について、通常のセミナーではあまり話さない“注意点”や“落し穴”、“使い方”等について解説しました。
皆さんが一番気になるのは、贈与位の改正、特に暦年課税制度と相続時精算課税制度どちらを使う方が有利なのか?ではないかと思います。
この質問にズバリ答えるのは難しい…と言うか、どう回答しても結果論になってしまいます。
いつ死亡するのか、その時の評価額はいくらなのか、その時の法律はどうなっているのか、この3つがはっきりしないと答えは出ません。
それぞれにメリ・デメがあり、相談者の属性や年齢等によって柔軟に対応していくしかありませんから、「どちらの制度で取り組むべきか」、悩ましい…。
また、将来改正されるかもしれない「マンションの評価」「相続税の課税方式」等について解説すると共に、税制改正ではありませんが、4月から実施される「相続土地国庫帰属制度」や来年4月から実施される「相続登記の義務化」についても情報提供しました。
常に最新の情報に触れ、「今何をすべきか」の優先順位を頭の隅に置いておくことがコンサルタントにとって重要です。
来月は勉強会の原点に立ち、著書『34の発言から問題をキャッチ!トラブルの芽を摘む相続対策』を用い、相談者の発言からどのようなトラブルの匂いをかぎ取るかについて解説したいと思っています。
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