ブログ「相続の現場から」

新聞の見方『乗り換え勧誘 悪用恐れ』

投稿日:2023年8月18日

令和5年8月15日(火)付の新聞に、『乗り換え勧誘 悪用恐れ~新NISA、非課税枠の投資枠復活~金融庁 販売慣行見直し迫る』の記事がありました。

 

いよいよ来年から始まる期待の新NISA期待とは裏腹に、銀行証券会社といった販売会社ビジネスチャンス到来!お金儲けタイミング虎視眈々と狙っています。

 

記事の一部を抜粋して紹介すると、

「金融商品仲介業者(IFA)や証券会社など投信の販売業者は販売時に手数料を受け取るため、顧客に頻繁に売買してもらった方が利益が増える。」

「金融庁が警戒しているのは、顧客が望まないのに短期間での乗り換えを勧める行為だ。特に投資経験が乏しい顧客に言葉巧みに勧誘する販売業者を問題視している。」

「NISAがお手本にした英国のISA制度は、非課税の枠内で自由に商品の入れ替えができる一方、回転売買を規制する動きはないが、2012年の改革でIFAや販売機関が運用会社から手数料を得ることを禁止した。代わりに収入源が顧客の運用資産残高などに応じた「助言料」となったことで、手数料の高い商品を売るという利益相反はなくなった。」

とあります。

 

日本も販売会社からの手数料をなくせばいいのに。預かり残高に応じて顧客から得る報酬だけにすれば、顧客を向いて仕事するようになるし、真の意味で「顧客本位」の姿勢になると思うんだけどなあ…。

 

そう言えば、取引している銀行から時々送られてくる「投資信託売れ筋ランキング」を見たら、上位10商品のうち8商品ノーロードだったので時代の流れだなあと思ったんだけど、一方2商品購入時3.3%手数料がかかる投信だったのでビックリ!

 

未だにそんな高いお金払って投信買う人いるんだ⁉

 

また、上位10商品信託報酬を見たら、一番低い投信が0.83%1%未満はこの投信だけで、残り9投信は全部1.13%~1.72%で、中心は約1.4%程度

 

高くない⁉

 

なるほど、アップフロントで手数料を取らない代わりに、ジワジワ稼ぐ方針なのね。

 

一番気になったのは、子会社が組成している投信が1位を含め3商品ランクインしていること。全く聞いたこともない商品なのに、売れ筋なんだそうです。ここでしか買えない幻の商品なのかな?

 

インデックス型の投信だったら、購入時ノーロード信託報酬0.1%前後が当たり前なのに、この銀行売れ筋ランキングにはそんな商品は1つもランクインしていない…。

 

新NISAが始まる前からこの姿勢ですから、来年が恐ろしい…。

 

メールアドレスを登録

相続実務研修吉澤塾

  • 半年コース

1日コース

  • 一日集中講座
  • 事業承継一日講座
  • 民法改正一日講座

お客様・参加者の声

ブログ「相続の現場から」

相続診断協会

pagetop