投稿日:2023年10月4日
先日全6回の講義を修了した相続実務研修『吉澤塾<遺言・争族コース>』の補講、第三弾。
今回は、当事務所に2名、ZOOMオンラインで1名、合計3名の塾生を対象に開催しました。
今回も、各人が作成した遺言(案)を基に、どこが問題なのか、どのように書くべきか、どうすべきかについて検証しました。
遺言作成の極意は、
①何が問題で
②誰に向けて
③何を訴求し
④何を書かないか
について、出口(遺言執行時)から逆算して考えることです。
昔は心配であれもこれも全部記載する「足し算」の思考回路でしたが、今は「いかに書かないか」の「引き算」で考えています。
「引き算」の方が勇気がいりますが、「相談者の問題を解決するために」「希望を叶えるために」「残された遺族の負担を軽くするために」と考えた場合、この考え方に辿り着きました。
料理と同じですね。
①僕が遺言者の背景や希望等の仮案件を創作し、
②参加者が遺言(案)を考え、
③その案を参加者皆で検討し、
④最後に吉澤だったらこう書く的な案を披露する。
初めてこの流れの研修を行いましたが、もの凄く評判がいいです。この方式を繰り返したら相当実力がつくでしょうね。
どこかでまたやろうかな。
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