ブログ「相続の現場から」

事件が起こってからでは遅いんです!

投稿日:2026年8月10日

令和8年7月12日(日)付の新聞に、『遠足中のお茶購入許さず~「水筒空になったら」「お金はだめ」~安全配慮と公平 溝深く』の記事がありました。

 

密かにお気に入りの「揺れた天秤~法廷から~」シリーズ。

 

今回は、遠足中に水分補給が十分できなかったことから帰宅後に熱中症で救急搬送された小学1年生の女児と両親が小学校を所管する市を相手に起こした裁判が紹介されています。

 

 

夏日の遠足。しかも1年生になったばかりの小柄な女の子。母親が炎天下でのリエクリエーションを心配するのは当たり前です。

 

そのため、担任に「お金を持たせるので、水筒のお茶がなくなったら買い与えてほしい」とお願いするも、担任は「他の児童も買いたがってしまう」と後ろ向きの返答。

 

遠足当日、昼食後に女児が担任に「お茶を買ってほしい」と申し出るも「あと少しだから頑張ろう」と買ってもらえず、電車を降りた後に「しんどいからママを呼んでほしい」と頼まれても「その必要はない」と判断し呼ばず。

 

結局帰宅後に熱中症と診断された女児は、そのまま大型病院に緊急搬送されることになってしまいました。

 

女児と両親は小学校を所管する市に慰謝料200万円を求めて裁判を起こしたところ、学校側は「安全配慮義務に反していない」「教育上の理由もある」と過失を認めませんでした。

 

2026年4月、地裁は「学校側の対応に問題なし」と判断し女児と両親の請求を退けました。

 

現在、女児と両親は高裁に控訴しています。

 

 

これ、もし水分補給できなかったことが原因で女児に重大な障害が残ったり、最悪死に至ってしまったらどうするつもりだったのでしょうか?

 

そこまで大きな事件になれば、新聞やニュースで大々的に報じされるでしょうから文科省も黙っていられなくなり、教育委員会を通じ対策が講じられるのでしょう。

 

でも、それでは遅いんです。事件が起こってからでは遅いんです。対策が講じられるきっかけとなった人は「人柱」じゃないんです。

 

もし僕が女児の親だったら…間違いなく切れます。とんでもない話です。

 

では、親としてどのような対策を講じることができるのか…。

大きい水筒を持たせる → 小柄だから無理

担任に気配りをお願いする → 信頼に足る人物とは思えないから期待しちゃ駄目

遠足に参加させない → 女児がかわいそう

親が付き添う → 過保護すぎる

 

う~ん難しい。

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