ブログ「相続の現場から」

相続ルール大改正

投稿日:2018年3月14日

平成30年3月13日(火)、政府は民法改正案を閣議決定し、国会に提出しました。

今国会で法案の成立を目指すそうです。

 

大きな柱は2つ。

【1】成人年齢を20歳から18歳へ引き下げ(2022年(平成34年)4月1日施行予定)

【2】民法における相続ルール、40年ぶりに大改正

 

【1】成人年齢を20歳から18歳へ引き下げ(2022年(平成34年)4月1日施行予定)

・高校3年生が遺産分割協議に参加できるようになる

・未成年者控除も引下げ?

・相続時精算課税制度も18歳から受けられる?

・住宅取得資金等の贈与も18歳から受けられる?

・NISAとジュニアNISAの仕切りはどうなるの?

・成人式はいつやるの?受験直前にやるの?

 

【2】民法における相続ルール、40年ぶりに大改正

・配偶者の居住権ってどうやって評価するの?

・公証役場に保管された自筆証書遺言は検認不要って、かえってトラブルが増えるのでは?

・財産目録をPC作成した遺言がOKになると、「誰かに書かされた遺言」が増えるのでは?

・長男の妻(嫁)が義父の面倒を診たことで特別寄与料が発生する場合、払った長男は債務控除できるの?嫁は相続税2割増しで払うの?

・15年前に贈与した自社株しか財産がない場合、二男は遺留分減殺請求できないの?

・そもそも、いつから改正されるの?

 

実務に大きな影響を与える項目がずらりと並びます。

正に大改正ですね。

 

恐らく春以降、民法改正に関するセミナーが増えるでしょうね。

 

当社も検討中です。

もし当社が行う場合、単なる改正項目の説明ではなく、「実務に与える影響」「それに対する具体的な対策」まで踏み込んだ内容にしたいなと思っています。

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