投稿日:2022年4月13日
税理士や弁護士に任せておいたら、税金は安くなるし、揉め事は解決すると思っていませんか?
もちろん税理士は少しでも税金が安くなるよう腕を振るいますし、弁護士は依頼者のために頑張ります。
でも、それだけで希望通りの結論に至るでしょうか…。
税理士にしても弁護士にしても、得られた情報からしか作業できません。優秀な士業の先生は必要な情報の引き出し方がとても上手です。
とは言え、付き合いがそれ程深くない依頼者から得られる情報には限界がありますので、自ずから狭いフィールドでの知恵比べになります。
業務遂行上本当に必要なのは、節税にしても、争いの解決にしても、「こういった考え方はできないだろうか」「このような情報は使えないだろうか」「こんな話があるんだけど」「こういった戦い方は考えられないだろうか」等の想像力です。
僕は税理士でも弁護士でもありませんので、節税や紛争に当事者として直接関与することはできません。節税や争いの解決を希望される方には税理士や弁護士を紹介することになります。
しかし、士業につないだらそれで終わりではありません。
その後、お客様と士業と僕の3人が一つのテーブルを囲み案件に関与し続けます。士業を紹介した後、僕は「こういった考え方はできないだろうか」「このような情報は使えないだろうか」「こんな話があるんだけど」「こういった戦い方は考えられないだろうか」等のアイデアやヒント、税務や法務等幅広く関係するルールについての横断的な助言、事務手続き上の問題点の指摘、それら一連の流れをコントロールする段取り、つまりグランドデザインを描くプロデューサーの役割を担います。
「相続コンサルタントに必要なのは専門知識ではない」的な話を耳にしますが、そう考えている時点でその人はそもそもが分かっていないと思います。相続コンサルタントに必要なのは知識と経験、知恵と工夫です。
集客が上手なだけ、単に士業につなぐだけの人はコンサルタントとは言えません。
食べていくためには集客が必要ですし、知識があることと商売が上手くいくことは別であることは理解しています。
しかし、宣伝が上手で、看板が綺麗で、商売が上手でも、食べてみたら美味しくなかった、手術が下手だったではお客様に失礼だと思いませんか?
お客様を向いて仕事するなら、士業と話をできるレベルの知識を身につけ、経験を積み、同時にそのスキルを世間にアピールし集客につなげていく、これが正しい姿ではないでしょうか。
僕は相続ビジネスについて語れる程のノウハウはありませんが、相続コンサルタントに必要なスキルを教えることはできます。
© 2014-2024 YOSHIZAWA INHERITANCE OFFICE