ブログ「相続の現場から」

国が引き取った相続土地が安く売られる?

投稿日:2026年6月22日

令和8年6月17日(水)付の新聞に、『国の「相続土地」購入促す~財務省が新制度~評価額最大9割下げ』の記事がありました。

 

令和5年4月27日にスタートした「相続土地国庫帰属制度」

 

相続人相続した使い道のない土地お金を払って引き取ってもらう制度です。

 

この制度利用されるのは、買い手が見つからず売却するのが困難な地方の遊休地や、需要がない農地や山林買い手が見つかるかもしれないけれどそのためにかかる費用が高額となってしまう土地等、いわゆる“負動産“です。

 

引き取った土地一般競争入札処分しているのですが、今まで買い手見つかった事案1件もありません(ゼロです)

 

そりゃそうですよね、普通に売れる土地ならわざわざお金払って引き取ってもらう必要ありませんから。

 

そこで、財務省相続土地国庫帰属制度を利用して引き取った土地民間買いやすくなるよう新しい仕組み導入するそうです。

 

新しい仕組みは、まず評価額を3割下げ需要がなければ3ヶ月ごとに1割ずつ減額していき、最大93%まで評価額を引き下げるんだとか。

 

更に、随意契約可能にし、測量地下埋設物調査も行わず売却できる「現状有姿売買」可能にし、処分までの期間短縮コスト軽減目指すそうです。

 

???

 

100相続した土地93%減額され7で処分された場合、時価って7じゃないの?

 

相続財産の評価「相続開始時の時価」と定められている(相続税法第22条)のですから、時点補正必要かもしれませんが、100で評価するのおかしくないですか?

 

詳細は6月17日に開かれる財務省諮問機関である財政制度等審議会国有財産分科会で話し合われるようですので、行方を見守りたいと思います。

 

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