ブログ「相続の現場から」

コンサルタントとセールスマン

投稿日:2021年12月22日

コンサルタントとは「コンサルティングを行うことを業としている個人もしくは法人のこと」を指します。

セールスマンとは「物品等を顧客に直接販売する活動に従事する人=販売員」です。

 

では、コンサルティングセールスを行う人とは、どのような人を指すのでしょうか。

 

「コンサルティングしつつ、販売する人」となるのでしょう。

 

定義はともかく、最終的に何かを販売することを目的としている人は、その過程がどうであれ僕はセールスマンだと考えています。だって、最終的に売るものがあり、それが売れることによって得た稼ぎで生きている訳ですから。

 

ここで言う「売るもの」とは、物理的に形のある具体的な商品だけでなく、スキーム仕組み無形のサービスも含まれます。

 

最終的に売るものがある人は、最初から“答え”が決まっています

 

その“答え”にたどり着かない限りお金は入ってきませんから、どうにかして相談者(お客様)の気持ち“答え”に向かうよう話を進めざるを得ません。

 

「それがスキルだ」と言われたら、返す言葉はありません

 

極論すれば、「純粋かつ誠実に中立的な立場で助言する人は、売るものがあってはいけない」と考えています。

 

それは、自分が直接販売に携わるだけでなく、誰か別の人売ってもらってそのキックバックをもらうことも同じです。

 

<最初から“答え”が決まっているか否か>、それがコンサルタントとセールスマンの違いです。

 

士業でありながら、別会社を設立し保険不動産を販売したり、M&A信託等のスキームに持っていくことで手数料を稼いでいる人がいます。

 

儲け方はビジネスセンスの問題ですから「さすが!」としか言いようがないのですが、せめてそのような場合「●●士として中立な立場で助言します」とは言わないで頂きたいのです。

 

それがクライアントに対する誠実さではないでしょうか。

 

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