ブログ「相続の現場から」

会社に文句言うなら辞めればいいのに…

投稿日:2026年4月24日

令和8年4月19日(日)付の新聞に、『定年まで延びた「片道切符」~「裏切られた」「会社と関係修復のため」~「無期」合意認めず和解』の記事がありました。

 

密かにお気に入りの「揺れた天秤~法廷から~」シリーズ。

 

今回は、3年間の予定だった関連会社への出向期間が延長され、定年までの間に本体へ復帰する可能性がなくなったことから「今まで築いてきたキャリアが評価されていない」と会社を訴えた事件が取り上げられています。

 

 

主人公は50代の男性。本体で取締役まで出世し、53歳の時に3年間の約束で畑違いの関連会社へ出向を命じられ、年棒は維持されたものの部下ゼロの名ばかり管理職となり、パート従業員並みの仕事しか与えられない冷遇を味わいました。

 

そして出向期間が終了する直前、更に定年までの3年間の出向期間延長を告げられました。

 

男性は、このまま「片道切符」を受け入れなければならないのは理不尽だと考え、「出向期間の延長命令は会社の権利乱用であり無効である」と会社を提訴しました。

 

2025年6月、東京地裁は「出向期間が無期であるという合意はなかった」と認め「出向期間の延長は適切な手続きを経ずに行われ、出向先で勤務する義務はない」と男性の訴えを認めました。

 

会社側は控訴したものの、東京高裁で和解が成立したそうです。

 

 

僕がこの記事を読み気になったのは、会社側における出向の運用や出向と社員のキャリアとの関係等裁判で争点となった事実や判断ではなく、男性の人物像について。

 

自分を過大評価している自尊心の塊のような男性のキャラクター。

 

しかも会社にとって男性が面倒な人物であったことを男性自身が気付いていない…。

 

実はこの男性が出向することになったのは、女性従業員にセクハラ発言をし、キャバクラ代金を経費精算したことから左遷され、左遷に伴う異動に納得いかない男性が配転命令の無効を求めて会社を提訴し、その和解条件の一つとして出向が盛り込まれたからです。

 

出向期間が明けたら本体に復帰できると思っていたところ延長になり、本体復帰が絶望的となったこと二度目の提訴に踏み切ったのです。

 

「自分は仕事ができるからほとぼりが冷めたら本体に復帰できる」「もう一度スポットライトを浴びることができる」とでも考えていたのかな?

 

考えが甘すぎる…。

 

出向の理由がセクハラと不正経理でしょ!

 

片道切符は当たり前…クビにならなかっただけマシと思うけどな…。

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