投稿日:2025年3月17日
令和7年2月26日(水)付の新聞に、『事業承継M&A~ファンド経由10年で10倍~昨年100件超地銀算入相次ぐ』の記事がありました。
「中小法人は日本の産業を支える宝である」「後継者不在が中小法人の存続に危機感をもたらしている」のはよ~く分かります。
しかし、だからといって事業承継目的のM&Aで地銀を中心としたファンドの存在感が高まっているという現状を歓迎するかと言ったら…
僕にはビジネスチャンス(お金儲け)に群がるハイエナ達が大義をかざしてすり寄っているようにしか思えません(ごめんなさい)。
事業承継目的のM&Aでファンドが存在感を高めており、特に後継者不足に悩む取引先の多い地方銀行などの金融機関が相次ぎ参入し、事業承継ファンド経由のM&Aは2024年に100件を超えたそうです。
地銀や信金がファンドを組成し、企業の株式を買い取り、行員等の人材を派遣して財務内容や取引環境の改善を目指し、新たな経営者への譲渡につなげていく…って、そんなこと銀行員にできるのかな???
「大事なのは上司の機嫌と自分の数字」という文化の中で育ってきた典型的なサラリーマンである銀行員が、リスクをとって規模も文化も人も仕事も違う事業会社を経営するなんてできるのかな???
僕が務めていた頃の上司・同期・部下・同僚を思い出しても、そんな気の利いた事できるような人はいなかったなあ…。
学歴と家柄は立派な人が多かったけど…。
きっと、昔と違って今は事業会社を経営できるような人材が育っているのかな???
何はともあれ、弱い立場につけ込んだ手っ取り早いお金儲けだけはやめて下さいね。
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